DOMINISTORE

2019/05/10 10:12

かばんを開ければ
必ずドーミーいんこと目が合うマスクカバー
って…!!
(自分で企画しておきながら、ついつい微笑んじゃいます・笑)

そうなんです、ドーミーいんこは
あちこちで世の中を見つめているのです…!?

というわけで。
これからサイゾーブログに
いろんなドーミーいんこが登場します。

初回は、ハードボイルドいんこさんより
「ドーミーいんこは見た!」シリ~ズ~♪♪



 JR福井駅に着いたドーミーいんこはビクリとした。恐竜の雄叫びが響いてきたからだ。福井は日本の恐竜の化石の8割以上を産出している恐竜王国。その歓迎だった。
 大きく首を動かし、かまってほしそうにしている恐竜たちを尻目に、ドーミーいんこは2日後に開業を控えたドーミーイン福井へと向かった。




 実は、ドーミーいんこ、開業前のドーミーインに行くのは今回が初めて。どのように開業を迎えるのか、興味津々だった。
 総支配人が到着を待っていた。
「東京からだと遠いでしょ。ましてや、飛べませんものね」
「・・・」
 インコの飛行距離を知ってるのか。ドーミーいんこは思った。ま、そもそも鳥じゃないので(妖精なのだ)、遠くへは飛べない。福井へは新幹線と在来線の特急を乗り継いでやって来た。それより、開業準備でどんなことをしているのか、教えてくれという顔をした。すると…。
「リネンや食材などを納入してくれる業者さんとの細かい打ち合わせですね」
「???」
「納品の時、どこに車を止めて、どこから入るのか。1社ごとに動線を決めていきます」
「ふむふむ」
 ドーミーいんこはうなずいた。そのくらいは当然やるだろうと思った。
 ところがその後、やるべき仕事、チェックすべき項目のあれこれが、総支配人の口から怒濤の如く出てきた。
「・・・」
「どうしました? 目が点になってますよ」
 ドーミーいんこに向かって、そう言う総支配人。言うな。もともと、こんな目だ。




 ドーミーいんこの目を点にした「あれこれ」。その一部がこうだ。
 客室の壁紙の傷や汚れ、継ぎ目にズレがないか、自分たちの目でチェック。扉をいったん開けっ放しにして、手を離したらちゃんと元に戻り施錠されるか、1つ1つ確認。ドライヤーや冷蔵庫などの電化製品はすべて通電させて作動させてみる。などなど。
 そんなこと、業者さんがやるもんじゃないの? ドーミーいんこは思った。
「もちろん、業者さんもやっていますよ。それでも、お客様の前に私たちが何度も使ってみて、不具合がないか確認するんです」
「な、な、何度も…」
 総支配人の話の中で、ドーミーいんこが最も驚いたのは、客室の水道の話だった。
「189室すべての客室の水道を勢いよく出して流すんです。これをやらないと、サビ付いた赤い水が出てしまいます」
「・・・」
「一度にたくさんの客室の水を流すと、万がいち何かトラブルがあった時に対応できないので、目が行き届く数の部屋だけ、少しずつ行います。手間と時間のかかる作業です」
「!!!」





 総支配人から話を聞いた後、ドーミーいんこは施設支配人に館内を案内してもらった。
「大浴場やパウダールームのアメニティ類は実際に配置して使ってみます。何人かで使ってみて、ベストな位置を探ります。数センチ位置をズラすだけで、格段に使いやすくなることもあるんですよ」
「そ、そ、そうなのか…」
「館内の案内表示サインも設置してみて、サイズはどうか、照明の陰になっていないか、お客様の動線から見やすいかどうか、などなど、1つ1つ確認します」
「???」
 そうは言っても、トラブルや不具合なんて、ほとんどないんでしょ? ドーミーいんこは疑いのまなざしを向けた。
「ランドリーコーナーの洗濯機や乾燥機は、使用していると事務所のランプが点灯する仕組みなんですが、1番の洗濯機を使っているのに、3番のランプが点灯したので、すぐ直してもらいました」
「・・・」
 そんなこともあるんだぁ。というか、そこまで確認していたんだぁ。驚きを通り越して、絶句するドーミーいんこであった。


 つづく。

●ドーミーイン福井についてはこちら